東京から乗ったとある家族。マナーが非常によろしくない。
子供が車輌のなかをテケテケ走り回ってはったらしい。
当然、親は野放し・・・。
子供はテンション上がりきって、「きゃあきゃあ」言ってます。
隣に座っていたかたも、子供の嬌声やら走り回る音で何度か起きていたとのこと。
そして小さく「うっさいなー」と嘆いていた。
そして近くに座っている若者たち。
これも非常に治安がよろしくないカンジだったとのこと。
裸足にビーサンにショートパンツかミニスカートかわからないボトム。
足を投げ出して座っている。
もう一人はジャージ。
「なんや、今日は治安ワル目やなぁ。ああ夏休み始まっているのか。」
仕事で全国各地を回っている彼。
新幹線なかでも、東海道新幹線はいちばんマナーがよろしいとのこと。
東京大阪間を飛び回っているビジネスマン、世に言う「一流企業」にお勤めのかたが多いハズ。
当然お行儀がよろしい。
しかし昨日は夏休み始まっています。
彼の乗った夕方の大阪行き新幹線には「東京に遊び」に行ったかたが沢山乗っていたとこと。
マナーの悪い家族は降りました。
マナーの悪い若者は降りました。
どちらもいわば田舎の駅だったとのこと。
M氏の分析はこう、
多分、彼らは普段、電車に乗らないのだ。
中部地区は東京・京阪神に比べて車依存の比率が高い。
田舎の家族はよくワンボックスに乗っている。
普段はワンボックス車で移動しているのだろう。
その車内で子供は自在に振る舞っているのだろう。
せめてセダンならリアシートで「席にじっとしている」ことを覚える。
しかしワンボックスではそれは望めない。
車は殆どプライベートスペースでどんな格好でどんなマナーでもかまわない。
つまり電車内でのマナーを身につける機会がない。
それに対して電車内は公共の場なのだから、当然、他人を不快にしないマナーが必要だ。
新幹線に乗る料金は払ったかもしれないが、車両全部を借り上げたわけではないの。
車両内の雰囲気を壊せる権利は誰にもない筈だ。
ずいぶん手厳しい。
私は学生時代に東海道新幹線で京都・東京間を何往復もした。
そんな私には、少し判るような気もする。
名古屋圏はいわゆる「三大都市圏」のひうとつと言われている。
しかし移動の中心が車であることに驚いた。
首都圏・京阪神では車通勤の割合が2割程度だが、名古屋圏では5割に達するという。
職場の同僚は大学時代から自家用車を所有していたとのこと。
それも親の車ではなく自分専用の車。
京都の大学では、友達は当然、車なんて所有していなかった。
友人の親も車はおろか免許すら持っていない、ということもザラにあった。
学生の頃「新幹線に乗るとイヤな客いてますよね。その客、名古屋で降りること多いですよね。ははっ。」なんて言ったら、社会人の知り合い(3つ上)に握手求められました。
「俺もそれ思ってた。ヨメさんにゆうても『偏見やって』言われているから、こんどヨメはんにもゆうたって」
この知り合いは名古屋に行ったことはない。
新幹線の車内の印象で「名古屋嫌い」になったとのこと。
名古屋で降りる人がすべて名古屋周辺の人とも限らないけど・・・。
確かに電車にあまり乗らないからマナーが身につかない、というのは説得力ありあます。
M氏はこうも言ってました。
禁煙車両があるなら子供禁車両も作ってほしい。
同じ金額支払って、たまたま子供のいる煩い車両でイライラするのと、静かな車両で2時間寝てこられるので大きな違いだ。
日本の消費の中心は今までは「子供づれの家族」だったから、このような車両を作ることは営
業戦略上、好ましくなかったのかもしれない。
しかし現在はあきらかに消費の中心はシニアに移っている。
老人はお金を使わないのではない。
老人がお金を使いたくなるような商品・サービスが世に乏しいだけなのだ。
2・3千円高くても子供のいない静かな車両に乗ることを年配のかたは選択するだろう。
おいらも2千円ぐらいなら子供のいない車両がいいです。
せっかく旅行を台無しにしたくはありません。
子供禁車両はないので、次善の策として、子供が少ないであろう喫煙車両に乗っています。
おかあさんが乗りたがらないからね。喫煙車両。
でも、いるんだよね、喫煙車両に乗っているおかあさん。
本人はタバコ吸わないのでゴホゴホ言ったりしてる。
なんか周りのオジさんが気を使ってんの。
おそらく禁煙車両の空きがなかったのだろうけど、それなら早くから予約すべきだと思う。
そうでなかったら、禁煙車両にあきのあるヤツに乗るとか。