【野洲高サッカー部】小阪杯4日目@丸岡スポーツランド(福井県)
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昨日、下書きを終えてブログをアップしようとしたら、パソコンがフリーズ。
イチからやり直しで、結局、アップしたの朝の4時です。
仮眠を2時間程とって、またもや福井へGO。
我ながら元気です。
それで、今日も暑いわけですよ。
こんなに暑くなる必要があるのかと問いたい。
試合の後、13時頃、車の温度計で外気温度を見たら、
「41℃」
ですって。
摂氏です。
みちのくの東北高校です。やはり、東北の高校生は背が高いです。骨格も大きいです。伸びしろがまだあるような体格をしています。自分でも忘れかけているのですが、オイラは山形市内の高校を卒業しています。クラスに190センチ超えているヤツが2人いました。180超えているのが10人ぐらい。「同じ種類の生き物でも北に生息している個体ほど大きくなる」という生物学の鉄則があるらしいです。マレーグマ<ツキノワグマ<ヒグマ<ハイイログマ<ホッキョクグマという塩梅。人間も同様です。前半は東北高校の縦の攻撃に押され気味でした。梅村エイジ選手が何度も右サイドからの突破を試みますが、抜くことができません。逆に何度も右サイドを破られ、野洲は攻め込まれます。逆に左サイドは弱く、木村選手が何回か突破しますが得点には至りません。中央付近で東北高校がボールを支配しているため、右サイドからの突破を何度も仕掛けられます。そして、右サイドからの攻撃で1点を失ってしまいます。後半に入ると序所に野洲ペースになります。内久保選手、松永選手を投入したのが功を奏します。ショートパスが何本もつながり、野洲らしい攻撃になってきました。昨日の試合で何回か見られたロングボールを前線に蹴るような攻撃も少なく、ボールを大事にして攻撃を組み立てていきます。しかし、得点には至らず試合終了。野洲は0-1で負けてしまいました。残念。この試合、山本監督からミヤザキ選手への激がたくさん飛んでました。
次の試合まで2時間程あったので、日程の確認をしていると、山本監督にご挨拶いただきました。いつも監督のほうからご挨拶いただきまして恐縮です。未だにオイラは、「うわー、テレビといっしょやぁ。」と正直思ってしまいます。気さくに声をかけていただいて、嬉しいです。練習試合まで来てしまってゴメンなさい。決して怪しいものじゃありません。単純に山本監督までを含めた「野洲スタイル」が大好きなだけなんです。そのあと、丸岡の街を車でグルグルしました。立派なお城がありました。
【対高川学園高校戦】
高川学園高校とは耳慣れない高校ですが、旧称は「多々良高校」です。サッカーの強豪高として有名です。選手のユニフォームは「TAKAGAWA」ですが、Tシャツとか備品には「多々良」の文字が残っていました。ユニフォームの色もおなじみのオレンジです。両軍ともテンポの速いパス回しです。見ていて非常に小気味のよい試合でした。いつもの野洲の試合よりもファールが多く、互いの選手がちょっと熱くなる場面もあり、けっこうハラハラでした。そんななかで、内久保選手が相手選手の肩をポンポンとやって「悪いね」的なことを言っていたのが印象的でした。内久保選手の気遣いでなんとなく場が和んでいました。内久保選手自身も高川の7番の選手と激しく接触して倒れこんでいただけに、内久保選手のキャラクターというか人間性が出ていたように思えます。非常にいい選手です。ちょっぴり生意気なこといえば、「内久保くんっていいヤツやな。大人やな」と思いました。青木選手のドリブル突破や、内久保選手が最前列までドリでボールを持っていったり(最近、よく見るプレーです)と野洲らしいプレーが出ます。ヒールパスの数も多くなっています。この試合で、前半は池田選手と坂本選手のツートップでした。池田選手は中盤から供給される縦パスにおいついて、相手ディフェンスの裏をとるプレーが多いです。対する坂本選手は中盤やや高めの混戦から抜け出すプレーや両ワイドからのクロスに合わせるプレーが多いです。タイプの異なるアタッカーです。今日は近くで池田選手のプレーを見ることができました。池田選手、足が速い。両チームとも、決定的なチャンスを何度か掴みますが、得点には至らずゲーム終了。0-0の引き分けに終わってしまいました。
【小阪杯の結果】
小阪杯上位リーグの野洲の戦績は第一試合 対 岡崎城西 2-0 ●第二試合 対 東福岡 1-1 △第三試合 対 東北 1-0 ●第四試合 対 高川 0-0 △となり、2敗2分 と、やや残念な結果に終わりました。ただ、野洲らしいプレーの出る頻度が高くなりました。ショートパスが何本もつながるようになってきています。東福岡、高川は冬の全国高校サッカー選手権の常連高ということもあり、とくにガチの試合になったように思います。この2試合の野洲は非常にいいゲームだっと思います。
【雑感】
連日の福井までの遠征本当におつかれさまでした。野洲から丸岡まで、毎日、野洲バスで通ったと思います。4日間にあわたる小阪杯、ほんとうにおつかれさま。そして、オイラ的には土日の2日間、本当に楽しかったです。野洲は選手がノビノビしているんですよね。ヨソの監督は、選手に対して「ボケェ」とか言っているんですよ。通常、学校教育で先生が生徒に「ボケェ」なんて言葉を吐いたら問題になります。しかし運動部のなかではさほど問題になりません。先輩という理由だけで、少々、理不尽な要求を下級生にしても問題になりません。このへんのズレがオイラはきらいです。運動部的バーバリズム、帝国陸軍式運動部が大キライです。指導者が生徒に対して、ダメ出し的な指導ばかりをしていていると、選手間でのコミュニケーションも同じようになります。事実、選手を「ボケェ」と言った監督のいるチームでは3年生が2年生に「イイカゲンなプレーするなっ」と試合中に怒っていました。非常に高圧的に。このようなコミュニケーションをやっていると、スタンドで見ているほうも、怖いというか、気になります。楽しい雰囲気はなくなります。そんなチームのプレーを見ていても楽しくありません。野洲の選手間コミュニケーションで、一方が非常に高圧的である場合はないです。監督の指示もダメ出し的なものはなるべく避けています。テクニカルな指摘は、当然、山本監督も行っていますが、選手に対して「ぼけぇ」等と言うことは考えられません。野洲は、やはりスマートなチームだな、と思います。「見ていて楽しい」サッカーです。2日間ほんとうに楽しく過ごすことができました。今後の野洲のプレーも期待しています。