藤枝で野洲×ベルディユースの試合を観た日、山名湖畔に宿をとった。
夜に山中湖村についた。
世は夏休み中ということで、若者が多かった。
山中湖畔は古くからのリゾート地、という雰囲気。
関東は人が多いので、その奥座敷的な山中湖も人が多い。
宿は少し奥まったところにあって、非常に静かでよかった。
その日は着いて寝ただけ。
朝起きると、周りは緑がいっぱい。
植生が高原。
松やスギではないので森の中にも、光が適度に差し込む。
そして、周りは別荘だらけ。
近くの人がテナーサクスフォンの練習をしていた。
けっこうお上手。
その音色を聞きながら、ソファーで二度寝。
まわりはサクスフォンと小鳥さんの声・・・。
うーんブルジョワチック。
宿もこじんまりとしている。管理人さんと、僕ら夫婦しかいない。
宿帳的なノートがあった。
泊まった人がメッセージを残す帳面。
朝食を食べる。米がうまい!
あまりの上手さにご飯を2杯もおかわり。
ああ、いつもの世知辛い生活から開放される。
山梨特産のブドウが添えてあるのが嬉しい。
やや不恰好だけど、とびきり味がいい。
この不恰好で旨いというのも、なにか嬉しい。
管理人さんも、いつも笑顔を絶やさない。
配膳の上げ下げを手伝うのも、アットホームでいい。
ええねん、気にせんといて。管理人さん。
手伝いたいねん。むしろ。
清算を済まして領収書を見ると、頭書は、宿泊代ではなく「施設維持費」。
宿を後にして、湖畔の大きな道路に出た。
そこはギュウギュウに人が居る場所。
前日は暗くて、よく見えなかった山中湖を見る。
・・・・小さい。
普段、湖岸道路を生活道路にしている、僕としては、湖自体の魅力を感じることはできなかった。
池のような小さい湖に、何個もボートやら白鳥の船やらが浮かんでいる。
関東は人が多すぎて「リゾート」というインフラも追いつかないようだ。
普段の自分の生活が豊かなものだと、実感する。
しかし、山中湖半も湿気が少なくて涼しい。
下調べを殆どしなかったので、付近を楽しむことはできなかった。
山中湖半の気候のよさを実感。
山中湖村を後にした。