山形市七日町界隈を歩く@山形市七日町界隈
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- 大沼デパート(七日町に現存)
- 松坂屋(消滅。建物は「ナナビーンズ」に)
- セブンプラザ(現存)
- 十字屋デパート(駅前に移転で現存)
- 長崎屋(天童市に移転、後に消滅)
- ジャスコ(消滅。後に郊外にイオンSCとして2店舗進出)
- ダイエー(現存。駅前)
再開発ビルです。1~3階は商業施設。4~8階は山形市中央公民館になっています。高校2年生のクリスマスの晩映画を観終わって帰ろうとしたら同級生のK玉君(葉山中出身)が花束を持ってたちつくしていました(笑)あのときのK玉君の寂しそうな笑顔が忘れられない。僕は一人で映画みてたいたのでもっと寂しいんですが別に気にしないw
地元の百貨店です。郊外にイオン系のSCが2つ進出してきたこと、高速道路の整備による仙台市への消費流出により経営が悪化しました。伊勢丹から取締役を迎え入れリストラを行ったそうです。経営が行き詰まった地方百貨店は伊勢丹に救済を求めることが多いのはナゼ?
大沼デパートの向かい側に位置する複合商業施設。『ほっとなる広場公園』と一体化建物のようだ。テナントに、『富岡本店(楽器店)』が入っていて生演奏などが聞けるときもあるようだ。E-NAS(イーナス)というのは恐らく、山形ことばで「いいですね」を意味する「いいなっす」から来ているではないかと。
旧松坂屋山形店跡地。現在は大丸と経営統合された松坂屋だが、昔はかなりの拡大路線をとっていたようだ。山形にある唯一の「全国規模の百貨店の支店」だった。現在は複合商業施設。公共施設も入っているようだ。建物の老朽化から「減築」も検討されているとか。
昭和49年6月29日、東北初のファッションビル業態としてオープン。渋谷PARCOを手本としたとのこと。もともと本業は材木屋さんだそうな。SEVEN PLAZAの隣にセブンイレブンて。
1、空洞化
2、ストロー現象
の二つだそう。
ストロー現象は消費を地元で行わず近隣の大都市で行うということ。
高速道路の「線」がストローの約を果たして吸い上げるというわけ。
山形市で行われていた消費が、仙台市に流出しているということか。
◆メモ
この記事を書くにあたって学んだこと。昭和40年代、山形市商圏が70万人程度という経済研究所調査があった。かつて、地価の高い街中の住まいは地価の安い郊外に移転し、街中は商業施設として利用しようという考えだった。それが中心市街の空洞化を生み、現在の衰退に繋がった。
仙台台脅威論山形―仙台間の高速バスの便数は1日60台。1台の定員が50人として3000人が仙台に流れる計算になる。現在の山形市の商圏人口40万人の1%弱。