滋賀県イチのビッグステーション。
中都市の中心駅とは思えないほど、駅周辺は繁華で整備と開発が行われている。
大垣駅から電車に乗った次の日に草津駅で降りた。
大垣市は人口約16万人、対する草津市は約14万人。
大垣駅の1日の乗降客数は約1.7万人、草津駅は2.8万人。
中心駅周辺の都市機能の集積という点では大垣駅と草津駅では比較しようがないほどに大きな差がある。
大垣駅周辺は、最近は大垣市主導の再開発が行われているが、それに続く民間主導の開発が少なく、昭和の商店街のまま、どちらかというと朽ち果ててしまいそうなムードであるのに対し、草津駅周辺は発展が著しい。
正直人口14万人程度の街にしては異常な集積であり、滋賀県の代表駅と言ってもいい発展ぶりだ。
これは草津市が京阪のベットタウンであること、京阪方面へは鉄道中心の移動であることに由来するものと思える。
鉄道中心の街であれば、駐車場の占める割合が小さくなる。
つまりダラダラとした市街にならずに駅周辺に集中・堆積することになる。
これに対して大垣市はJR美濃赤坂線、養老鉄道、樽見鉄道が接続しているとはいえ、徒歩あるいは車でのアクセスが多い。
つまり駅周辺には駐車場が多く存在する。
地主としても、そこで自分で商売をするか建物をたてて賃料収入を得るより、固定資産税が優遇されている駐車場にすうることが合理的となっている。
勢い市街地はダラダラと蓮担し、スプロール状に駐車場が入り込み、集積度は下がる。
鉄道中心の街というのが、いかに有利かということがわかる。