ガイドブックやテレビで紹介される「京都」は、実は京都駅の北側が圧倒的に多いです。
大阪駅が、当時の大阪の街の北端、名古屋駅は西端に作られたように、京都駅は開業当時の京都市街の南端に作られました。
そのような経緯があり、京都駅の南側(八条口側)は、現在でも下町の風情を残しています。
自分が学生の頃、京都駅の南側(伏見区)に住んでいたこともあり、なんとなく南側のほうが愛着があります。
みなさんが思うような京都とは、すこし違うかもしれません。
でも、これもリアルな京都の一面です。
最近では京都駅の南側に府下最大のSCの進出が決まるなど、開発という面では立ち遅れたいた京都駅の南側が動き始めています。
現在、京都の南側は高速交通網が、着々と整備されつつあります。
もとからある名神高速に加えて、京都高速の開通や第二京阪道、京滋バイパスの開通などです。
京都市の南隣にある八幡市や久御山町に大きなSCが既に進出したています。
さらに南側の京都田辺市や城陽市は「学研都市」の関係や、JR学研都市線をつかって大阪・神戸へ乗り換えなしで出られること、近鉄の新線が延伸になったことなどで、人口が増えています。
関西地区で人口が増えているのは湖南と京阪奈丘陵(京田辺市のある付近です)だけかもしれません。
京都府も京都市もこれから発展の余地があるのは、「京都駅の南側」であることは間違いないです。
10年後、この写真とはずいぶんと違った風景になるかもしれません。
遠くに東寺(教王護国寺)の五重塔が見えます。
夜はライトアップされていますが、深夜にいくとライトの消えた塔にカラスがいっぱいでオソロシイです。