◆鼓寅◆
◇お好み焼き
◇0748-72-5977
◇湖南市中央1-12
◇1130-2200
◇木定休
◇Pひさびさの【旨手帳】は湖南市(旧甲西町)の鼓寅さんお好み焼きといえば、関西の代名詞のような存在。 「小麦粉を溶いて、そこに食材をぶち込み薄く伸ばしつつ、鉄板で焼く」ちゅー料理は俗にいう「お好み焼き」に限らない。
有名なところでは
もんじゃ焼き(東京)
どんど焼き(仙台)
広島風お好み焼き(広島)
とある。
しかし通常「お好み焼き」といえば
大阪風のキャベツを生地に事前に絡ませてから鉄板で焼くお好み焼き(=大阪風お好み焼き)をさす場合がほとんど。
この国で「お好み焼き」といえば、即ち「大阪風お好み焼き」のこと。
もんじゃ焼き(東京)
どんど焼き(仙台)
広島風お好み焼き(広島)
はローカルフードで全国至るところで食せるわけではない。
なぜ「大阪風お好み焼き」だけが全国的に広まったのか?
冷静に考えるとお好み焼きに「大阪特産」と言えるものは入っていない。
あえていえば葱(なんば)ぐらいだろうか・・。
それでも大阪風お好み焼きは全国に広まっている。
なぜか?
それは大阪が「都会」だからだ。
「都市」は巨大な建築物が集積する箇所。
「都会」は多様な人間が集まる場所。
大阪は「都会」。
西日本を中心に全国各地からヒトが集まった。
「全国」といわず海外、大陸、半島からもヒトが来ている。
「都会」で通用する食品は、普遍的にならざろうえない。
子供の頃から食べているヒトしか食べられないものでは「商売」にならない。
誰が食べてもおいしい―。
これが普遍的な食品ということ。
つまり「都会」の大阪で「商売」として成立するため、全国各地から来たヒトに食べてもらおうと思えば、食品は「普遍的」にならざろうえない。
結果、大阪風のお好み焼きは、札幌でも、仙台でも、東京でも、名古屋でも、広島でも、福岡でも、受け入れられるほどの普遍性を獲得する。
それが大阪風お好み焼きが全国展開しえた理由。
同様に寿司では、江戸の寿司(押し寿司)が普遍性を獲得して、全国に限らず、全世界で食べられている。
大阪にも大阪寿司(押し寿司、箱寿司)があるが押し寿司ほどはメジャーではない。
近江のフナ寿司(なれ寿司)にいたっては小さい頃から食べなれていないと、食べることは不可能だろう。
ハナシを元に戻して鼓寅さん。
非常においしいです。
お好み焼きは好きなんですが、僕にすれば「どこいっても、それなりに旨い」
逆いえば「ここっ!!」というお好み焼き屋さんは特になかった。
あえて言えば「ぼてじゅう」さんぐらい。
しかし鼓寅さんは、けっこう通いつめてます。
旨いんですよ。
「あー、お好み食べたい」とはなっていましたが、「あー、ドコソコのお好み食べたい」とはならなかった私ですが、30代にしてようやく見つけました。
何が旨いのかというと、当然、生地が旨いとは思いますが、
マヨネーズ(自家製)
ソース(自家製)
が旨い!!お好み焼き屋さんで食べる食品は、
殆ど、この二つの調味料を使用する。
この二つが抜群に旨ければ万事オッケー。
何食べても旨い、ということになります。
滋賀ガイドの記事によると、ここの大将はやはりマヨネーズ・ソースには拘っているとのこと。 さもありなん。
事実、ソバ飯も最高に旨い。
すっかりハマってます。
みなさんも是非ご賞味あれ。
本当におすすめです。
駐車場が狭いですが満車でも諦めず、お店の方に聞けば、駐車可能な場所を教えてくれます。
マジオススメ。
個室もあって快適です。
たいがい関西に馴染んでいる私ですが、この「お好み焼き定食」だけは、ちょっと・・。無理なうようです。。。
プラス200円(ぐらいだったような)でネギたっぷり入った「ネギおこ」にできます。
蛸も西日本の蛸はやわらかくて、東日本の蛸は固いらしいです。蛸は圧倒的に関西の蛸のほうがおいしい。
ここの大将が自分とほぼ同世代。マンガのセレクション良すぎ。「BAD BОYS」は広島の暴走族の物語。大好きなマンガ。焼ける前のど真ん中セレクションを読むのも鼓寅さんでの楽しみのひとつ。
写真を撮る前にちょっと食っちまった。。それほど旨いゆーことです。
鼓寅さん特性のマヨネーズ。これが旨さの秘訣の一つ