【野洲高サッカー部観戦記】プリンスリーグ第6節対大坂桐蔭@奈良産大G(その2)
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◆試合前
昨年のプリンスリーグ大阪桐蔭戦は、かなり好ゲームだった。昨年の試合観戦の感想は「恐いチームやな」ということ。今年のプリンスでもガンバY、ヴィッセルYとの引き分けと実力は充分。う~ん、今日も苦戦だろうか・・・。しかも野洲高サッカー部的にも高円宮杯出場へ向けての正念場!!これは観ずにはいられない。
「さざなみ観戦するべし!!」
との天の声(≒自分の欲望の声)を聞くにいたり、行きましたよ。それで奈良県と大阪府の県境に近い奈良産業大学信貴山Gまで。
◆前半
全体として野洲ペース。野洲は速いプレスで守り、両ワイド、特に左の7番@藤野友貴選手が突破を仕掛ける。中盤で6番@上田大輔選手、7番@藤野友貴選手、8番@潮入啓太選手、25番@卯田堅悟選手の「セゾンカルテット」の危険な四重奏がアップテンポの行進曲を奏でる。
それぞれポジションチェンジを繰り返す。
目まぐるしくパスを回す。
僅かなスペースがあればドリで侵入する。
何度も大阪桐蔭の最終ラインを突破!!オフサイドの判定が何度も出される。これは何度も野洲が大阪桐蔭のディフェンスを切り裂いている、ということか?大阪桐蔭のラインコントロールの上手さなのか?
前半の早い時間帯、7番@藤野友貴選手が左サイドで仕掛け続ける。8番@潮入啓太選手、25番@卯田堅悟選手が連携する。そして、仕掛け続けた左サイドからチャンスが生まれる。8番@潮入啓太選手が混戦から抜け出して、DF3人を踊るような細かいフェイントでかわす。そしてシュート!!キーパーが反応。左手ではじくが、そのままゴール!!8番@潮入啓太選手の見事な個人技!!素早くプレスをかけた25番@卯田堅悟選手、24番@久岡昂平選手、13番@高階翔選手の働きも見逃せない。そして8番@潮入啓太選手が抜け出すと、右サイドのを駆け上がる6番@上田大輔選手と、上手く連動している。その後は点数が入りそうで入らない展開。セゾンカルテットから10番@坂本一輝選手へのラストパスがなかなか決まらない。決まっても相手のファインセーブに阻まれる。さすが大阪桐蔭。
大阪桐蔭は2番を軸に野洲の右サイド突破に活路を見いだそうとする。しかし6番@上田大輔選手が門番の如く立ちはだかる。攻撃参加だけでなく守備も上手い6番@上田大輔選手。やはりボランチ、サイドバックと「後ろ」を経験していることがプレーに幅を持たせているのだ。
6番@上田大輔選手の後ろにはこの試合大活躍の16番@端山亮平選手、さらにその後ろはCB3番@西口諒選手。そして最後の鎮めは神セーブの1番@横江諒選手。
高い位置での鬼プレスも容赦なく、大阪桐蔭の攻撃を封じていく。散発的にミドルを放つが、野洲DFを崩しのミドルではなく、手詰まりの後のミドル。フリーで打っているわけではなく、2人以上の野洲ディフェンスが詰めている状態。当然、シュートコースを消され放ったシュートはGK1番@横江諒選手の正面。それでも最終ラインの付近までは何度も迫ってくる。けっこうヒヤヒヤ。
◆後半
後半が始まってすぐ。大阪桐蔭の選手が前線に蹴ったボールが、5番@冨田慧選手にあたる。ふわりと浮かんだボールを拾ったのは16番@端山亮平選手。これをサイドチェンジ気味に得意の低く速いキックで前線の右サイド、空いたスペースに蹴りこむ。そこに走りこむのは俊足6番@上田大輔選手。6番@上田大輔選手の走力を計算したかのようなキック。6番@上田大輔選手が追いつく。そのままドリ。強烈なシュート!!ボールはゴールネットの左側へ突き刺さる!!
後半になるとかなり大阪桐蔭が押し込む場面もあった。ここで1点失ってもおかしくはない状況。前線の選手も含めディフェンス、ディフェンスでなんとか凌ぎきる。やはり大阪桐蔭はいいチームだ。かなり危ない場面が何回かあった。後半そろそろロスタイムか?という時間帯。10番@坂本一輝選手が大阪桐蔭のDFにプレスをかける。そして桐蔭DFは味方にパス。そのとき岩谷コーチが
「足を止めずに、だあぁっしゅっ!!」
と指示!!その指示に呼応すかのごとく5番@冨田慧選手がだあぁっしゅっ!!
パスをカット。そのままキーパーと1対1。5番@冨田慧選手は冷静に決めて3-05番@冨田慧選手はボランチという運動量の多いポジションで約90分走り回ってのダッシュ。焦らずキーパーの動きをよく見てシュート。90分間走り続ける運動量、そこからダッシュする精神力、1対1での集中力、と5番@冨田慧選手のアスリートとしての優秀さを凝縮したようなシーンだった。
同じ伴谷SSS→エルフ水口→野洲と来た昨年の内久保亮選手とタイプが違うように見えて、運動量、精神力、集中力が高いという意味では良く似ているなぁ、とこじつけ気味に思う。伴谷SSS、エルフ水口の指導者のお陰なのかな?
◆感想
大阪桐蔭、さすがにいいチームでした。しかし今日の野洲はそれを上回るほどのいい内容。桐蔭選手の保護者と思われる方のお話ではエースの11番が今日は出場していなかったとのこと。。この「エース」が出ていたら、また違った展開になっていたかも。しかしながら、野洲は、2番@松原賢志選手4番@福本匠吾選手、9番@福原拓己選手、14番@中野史也選手を温存しての勝利。今年の野洲の層の厚さを実感した。それにチームとしてもワンステージ上の段階に来たような気がする。
素人のおっさんのへっぽこな試合レポでした。
しっかりとした試合レポを、ご所望の諸兄は、
★リンク
『こちょうのゆめ』
『むうみぃの日記』
を参照されたい。
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