2009年 01月 05日
[野洲高校サッカー部]全国高校サッカー選手権対岐阜・新聞記事など
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新聞記事を集めてみました。野洲に対する期待の大きさが感じられます。やはり「ニュース」になるチームです。
▼sportsnavi.com 12月31日
◆野洲に白星をもたらした勝負の分岐点◆
◇よく知る者同士の対戦
岐阜工(岐阜)と野洲(滋賀)は、隣の県ということで今年に入り3度の練習試合(岐阜工の1勝2分け)を行っている。31日に等々力陸上競技場で行なわれた全国高校サッカー選手権の1回戦は、互いを知り尽くした者同士の対戦。ただ、両チームのサッカーが対照的なだけに、互いの持ち味が出た見応えのある好ゲームとなった。
岐阜工はオーソドックスな4-4-2。組織的な守備と連動性あるプレスが持ち味で、ボールを奪ってからFW田中義樹を経由するショートカウンターをこの試合でもイメージしてきた。対する野洲は、一風変わった3-2-4-1。特徴である2列目のフラット4は、頻繁にポジションチェンジを繰り返すサイドの藤野友貴と上田大輔、2シャドーの潮入啓太と梅村崇で構成され、1トップにはエースの坂本一輝が入った。
キックオフから15分までは中盤でのプレス合戦で、両チーム共にボールが落ち着かない展開となる。しかし、「相手の寄せと挟み込みが良かったので、こっちの技術がぶれた」と野洲の山本佳司監督が振り返った通り、これは岐阜工の守備が機能していた証拠。高い位置からのプレスに連動性があり、前後のみならず左右のコンパクトさも保ちながら野洲にスペースと時間を与えない。また、奪った直後のファーストパスの成功率が高く、ターゲットのFW田中義樹にいい形でボールが入っていた。そのため、得意のカウンターと野洲の3バックシステムの弱点でもあるサイドのスペースを使ったアタックで、何度も野洲ゴールに迫った。岐阜工は前半30分までに2度の決定機を作り、7本のCKを得るも、先制点は奪えなかった。
◇後半勝負と見切った野洲の山本監督
しかし、精神的に落ち着いてきた野洲は徐々に岐阜工のプレスをかいくぐり、サイドからチャンスを作るようになる。ただ、前半のシュート数は5対1と、岐阜工に軍配。この違いを生んだのは、クロスに対する入り方の“はやさ”にあった。野洲の選手はクロスに対する入り方が“早い”。岐阜工のディフェンスラインは、サイドからのクロスに対し極端にラインを下げて対応するのだが、野洲の前線もそのラインに合わせて早いタイミングでシュートポイントに入ってしまうので、クロスはすべてクリアかシュートブロックされていた。一方、岐阜の選手は“速い”入り方をする。クロスが出る瞬間に、ポイントに全力で飛び出していくのだ。マーカーを振り切りいいクロスが入れば、点で合わせて1点となるような入り方で、相手にとっては怖さがあった。
しかし、さすがは優勝経験のある監督である。野洲の山本監督は「前半はかなりのハイペースだったので、後半勝負になる」と見切っていた。実際、0-0で折り返した後半になると、疲れの見えた岐阜工のプレスが衰え、前半全くポイントを作れなかったバイタルエリアにボールが入るようになる。特に後半に入ると、野洲の司令塔である潮入のボールタッチの回数が激増し、前を向いての決定的な仕事を試みるようになった。岐阜工は混乱するが、前半のまま高いディフェンスラインを維持したため、その裏を突かれて次々に決定機を作られてしまう。
後半のシュート数は、前半の倍返しになる1対12で野洲が完勝。特に坂本がスピードを生かしてディフェンスラインの背後に抜け出す場面が増え、5本のシュートを放った(前半のシュート数はゼロ)。79分、その坂本が裏への抜け出しからGKと1対1となり、右足で落ち着いて決めて野洲が先制。試合はそのまま1-0で終了し、野洲が2回戦へ駒を進めた。
◇岐阜工に求められた戦術的な柔軟性
後半盛り返した野洲のサッカーや選手個人の実力を見れば、この勝利は妥当と呼べそうだが、試合の展開と勝敗の分岐点を作ったのはむしろ岐阜工にあった。特に後半、岐阜工が押し込まれる中で戦術変更しなかった点は、大きなポイントとなった。
試合後、岐阜工の清本勝政監督が「前半は少しオーバーワークだったかもしれない」とつぶやいた通り、岐阜工の選手が前半見せていたようなハードワークは、プロのフィジカルを持ってしても試合を通して維持することは難しい。よって、体力が落ちプレスの連動性がなくなった後半は、無理に高いディフェンスラインを維持する必要はなかった。エリア手前にラインを引き、中盤もそれに連動して下がった方が良かったのではないか。
高いディフェンスラインはあくまでコンパクトさを追及するための手段であり、その手段は中盤や前線のラインが下がることでも実現する。もちろん、ボールを奪った後の攻撃を考えれば、カウンターの距離が長くなるというデメリットもある。だが、野洲との力関係を考えれば、勝利の確率を上げるにはバイタルエリアの“レススペース化”を模索する以外に策はなかったはずだ。
「GKの山田(健太)は、PKに関しては絶対的な自信を持っている。彼は5本のうち1本は絶対止めてくれるGK」と清本監督が語っただけに、岐阜工に戦術的な柔軟性があれば、ビッグサプライズがあったかもしれない試合だった。
▼STRIKER DX 第87回全国高校サッカー選手権大会 1月2日
◆野洲、大苦戦!“半分だけ”セクシーフットボール◆
滋賀県と岐阜県は、地図上で隣りに位置している。そのため、両県の強豪校である野洲と岐阜工は、組み合わせ抽選で対戦が決まる前から、すでに練習試合を2回行っていたらしい。結果は野洲の1分1敗。互いのサッカースタイルは熟知している。
「もっと東北などの(全く知らない)高校だったらよかったんだけど……。抽選が終わってからの1カ月半がくせ者。この期間を使って、1回戦の相手は野洲を研究することができる。今日はやりにくい相手だった」(野洲・山本佳司監督)
前半は、岐阜工が野洲を圧倒した。
野洲の縦パスに対して、岐阜工は常に挟み込んでプレッシャーをかけてボールを奪い、それを速いスピードで展開していく。ボールを巧みに引き出していた⑩田中義樹を中心に、ほとんどワンタッチのみでアタッキングサードまで持ち込み、何度もビッグチャンスを作った。
岐阜工は、ボールを奪ってからの切り替えが驚くほど速かった。3本程度の正確なワンタッチパスワークで、一気にDFラインの裏を突いていく。そこから仕掛ける個人の力も十分だ。前半24分には⑦名和貴大、29分には⑨高橋祥平がビッグチャンスを迎えるが、惜しくもシュートを決めきれない。
「サッカースタイルはジャンケンによく似ていて、相性というものがある」(山本監督)
こうなると野洲は、岐阜工の高速カウンターを恐れて、思い切って人数をかけたサポートをしづらくなってくる。それが野洲の持ち味であるクリエイティブなプレーの足かせとなり、悪循環に陥っていく。前半の野洲は、シュート1本、CK3本。対する岐阜工は、シュート5本、CK8本と数字上でも圧倒。結局、前半は野洲のよさがほとんど見られなかった。
ところが、この流れが「ガラッ」と変わったのが後半だった。
野洲というチームは、スタイルがピタッとはまると、手がつけられなくなるほどの強さを発揮する。後半の開始直後からスクランブル攻撃を仕掛け、岐阜工を自陣に押し込んでいく。この野洲の攻撃を、岐阜工が「受けてしまった」ことが、今日のゲームの分かれ目だったと思う。
前半はハーフラインのやや後ろ辺りでボールを奪えていた岐阜工だったが、後半の守備エリアは明らかに下がった。岐阜工が攻撃に転じても、相手ゴールまでの距離がありすぎるために、自慢のダイレクトプレーも効果を発揮することができない。ここで野洲の攻撃に対して、勇気を持ってDFラインを高く保つことができれば……、もっと野洲を困らせられたのかもしれない。
野洲のパスがリズムよくつながるようになってくると、コンビネーションはさらに向上する。周囲のサポートの質がどんどん上がり、スイッチ、オーバーラップで岐阜工のマークをかき回していく。四方八方で質の良いサポートができているので、野洲のトリッキーなヒールパスも増えて、プレーの中に、クリエイティブな遊び心が見えてきた。これこそが野洲の誇る、セクシーフットボールだ。
その中でも特筆すべきは、司令塔の⑧潮入啓太。テクニシャンぞろいの野洲にあっても、彼のパスセンスは一際まぶしい輝きを放っていた。イニエスタばりのノールックパス、ロナウジーニョばりの首振りフェイントパス、クアレスマばりのアウトスライス回転パス、デル・ピエロばりのダイレクトヒールパス。どれもこれも、世界のサッカーを見ているような美しいパスばかりだった。彼の非凡なセンスは、間違いなく天性のモノなのだろう。
こうなると、野洲のパスワークにほんろうされる岐阜工は、前半飛ばしたこともダメージとなって、次第に運動量が落ちてくる。野洲は、フィールドプレーヤー10人全員が、どこからでもドリブルで仕掛け、どこからでもスルーパスを出すことができる。まさに「トータルフットボール」だ。自由な野洲の攻撃が、ボディーブローのように岐阜工を追いつめていく。
野洲は後半22分、⑧潮入のノールックスルーパスから⑩坂本一輝がシュート。さらに23分には、途中出場の⑮卯田堅悟のスルーパスから⑭梅村崇がクロスを送り、再び⑩坂本一輝が流し込もうとするが、岐阜工GK⑫山田健太に足を伸ばしてボールをはじかれ、ビッグチャンスを逃がす。
野洲はこれらのシーン以外にも多くのチャンスを作り、後半はシュート12本、CK2本を記録。対する岐阜工は、シュート1本、CK0本と、完全に守勢に回り、脅威の粘りで、なんとかPK戦に持ち込もうとする。どんなにスルーパスを通しても、クロスを上げても、野洲はなかなかシュートを決めることができない。
ところが、観客の気持ちがPK戦に移りかけた、いや、すでに移っていた終了間際の後半39分、決着は何ともあっけなかった。野洲のGK①横江諒が蹴ったロングキックのこぼれ球を、⑧潮入がDFラインの裏へ浮き球パス。ここへ⑩坂本が走り込み、右足で流し込む。ここまで数多くの決定機を外したエースが、ついに待望の先制点を挙げた。
あれだけ崩しても崩しても、なかなか決まらなかった1点。それが終了間際に、GKからわずか2本のパスで決まってしまうのだから、サッカーの神様ってやつは、本当に気まぐれな人なんだと思う。しかし、それをたぐり寄せたのは、自分たちのサッカーを信じて、最後まであきらめずにプレーを続けた野洲のメンタリティーに違いない。シュートの正確さ、いわゆる決定力に不安を残すものの、2回戦以降の野洲がどんなサッカーを見せてくれるのか。非常に楽しみになってきた。
野洲・山本佳司監督
「前半、岐阜工は奪ってからの攻撃がめちゃくちゃ速く、ウチはそれを追い切れなかった。後半は中盤が緩くなってきたので、⑧潮入と⑮卯田がスルーパスの基点になってくれた。PK戦にはしたくなかった。最後はワンボランチにして攻撃を仕掛け、何とかしようとした矢先のゴールだった」
岐阜工・清本勝政監督
「前のほうでボールを奪う攻撃が、後半は全くできなかった。PK戦になってくれればと、心のどこかで思ってしまったのが僕の弱いところ。選手たちは奇跡的な守備で、何度もシュートを防いでくれていた。野洲は、シュートが決まらなくても集中が切れず、同じことを最後まで繰り返してきたのはさすがだと思う。全国で勝つためには、まだまだやるべきことがたくさんあると感じた」
▼Kyoto Shimbun 12月31日
◆野洲 競り勝つ◆
サッカーの全国高校選手権第2日はは31日、駒沢陸上競技場などで1回戦の残り15試合を行い、初出場の京都橘(京都)は0-2で前橋育英(群馬)に敗れた。京都勢の初戦敗退は7年連続。4年連続出場の野洲(滋賀)は1-0で岐阜工(岐阜)に競り勝ち、2回戦は2日午後零時5分からニッパツ三ツ沢球技場で、鹿島学園(茨城)と対戦する。
野洲が後半終了間際に得点し、競り合いを制した。後半39分、MF潮入のスルーパスをFW坂本が押し込んで先制し、その後は岐阜工に同点機を与えなかった。前半は相手の鋭い出足の守備に圧倒され、シュート1本に終わった。だが後半は得意のドリブルとパスでサイドを起点に攻撃を組み立て、終盤の得点につなげた。
再三の好機を逃して迎えた後半終了直前。重苦しい雰囲気を振り払ったのはエースの右足だった。野洲のFW坂本は「(運に左右される)PK戦は嫌だったので、決めたかった」。公式戦9試合連続得点となる値千金の決勝弾で、4年連続の初戦突破を引き寄せた。
後半39分、MF潮入のスルーパスはゴール前やや右寄りへ。坂本はDF2人を振り切って守備の裏へ飛び出し、フリーで球を受けるとワンタッチでゴール右隅へ押し込んだ。山本監督が「裏へ抜ける速さはチーム一。ボールへの触り方もひと味違う」と、高く評価する得点能力を見せつけた。
前半、相手の鋭い出足と攻守の切り替えの速さに手こずり、シュートは1本だけ。だが後半、前半は拾えなかったセカンドボールに対応することで攻撃がつながり、両サイドから坂本に好クロスが集まった。決定機を逃し続けた坂本は「もっと早く決めなければだめ」と反省するものの、最後に点取り屋の本領を発揮した。
序盤は初戦の硬さも見られたが、苦しみながら乗り切った。エースは「次は最初から落ち着いてプレーしたい」と、2回戦での活躍を誓った。
野洲・山本佳司監督
「前半は相手の寄せやボールを取ってからの速さに苦戦した。(エースの)坂本が得点したことは、この先のトーナメントを見据えれば良かった。2回戦に向けて判断やプレーをもっと速くしたい」
野洲・DF西口主将「ボールを奪っても相手はすぐに自陣へ戻って守備を固めたので、やりにくかった。守りをもう1度立て直したい」
野洲・MF藤野
「岐阜工は予想通り、がむしゃらにぶつかってきた。1人では相手守備を抜けないと思ったのでワンツーを狙っていた」
野洲・GK横江
「前半を無失点で切り抜けたことが勝因。初戦はやっぱり苦戦する。それを乗り切れたのは大きい」
▼YOMIURI ONLINE 滋賀 1月1日
◆野洲、岐阜工破り2回戦へ◆
全国高校サッカー選手権大会(読売新聞社など後援)は31日、1回戦15試合が行われ、県代表の野洲は、川崎市の等々力陸上競技場で岐阜工(岐阜)に1―0で勝ち、2回戦進出を決めた。
練習試合でたびたび対戦し、互いのサッカーを知り尽くしたチーム同士の戦い。野洲は前半、岐阜工の堅い守りから繰り出す素早いカウンターに苦しめられたが、守備陣が踏ん張り、ゴールを割らせなかった。
後半に入ると、潮入を中心とした巧みなパスワークで、岐阜工のDFラインを突破し始めた。終盤、相手ペナルティーエリアへの侵入を繰り返し、試合終了間際の79分、潮入が頭でゴール前へ送ったボールに、坂本が素早く反応、右足でゴールに押し込み、試合を決めた。
山本佳司監督は「何度も惜しい場面をはずしていたが、PK戦にはしたくなかった。決めてくれて良かった」と話した。
▼asahi.com MY TOWN 滋賀
◆野洲、岐阜工に1―0で競り勝つ◆
第87回全国高校サッカー選手権大会は31日、1回戦15試合があり、4年連続5回目の出場となる県代表の野洲は、等々力陸上競技場(川崎市)で岐阜工と対戦した。後半終了間際にFW坂本一輝が決勝点を決め、1―0で競り勝った。2回戦の相手は鹿島学園(茨城)で、2日午後0時5分からニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)で対戦する。
野洲は後半39分、岐阜工のゴール前にいたMF潮入啓太が相手DF後方へヘディングでパス。走り込んだ坂本が冷静に右足でけり込んだ。県大会5試合で13得点を挙げ、その決定力が注目されるエースは「波に乗って優勝を目指す」と話した。
勝利したものの、優勝候補の一角に挙げられるチームとしては予想以上の苦戦で、特に前半は野洲らしさを欠いた。相手の素早い守備に持ち前の個人技が封じられ、パスミスも目立った。放ったシュートは1本だけ。攻守の切り替えの速さにもついていけず、コーナーキックを8本与えるなど押し込まれたが、GK横江諒ら守備陣が踏ん張った。
試合後、山本佳司監督は「もっとチームとしての結束力を高めないと……」と反省点を挙げていた。
▼CHUNICHIWeb 滋賀 1月1日
◆野洲、堅守の岐阜工に1-0◆
全国高校サッカー選手権大会は31日、神奈川県川崎市の等々力陸上競技場などで1回戦があった。4年連続5回目の出場となった県代表の野洲は1-0で岐阜工(岐阜)を下した。野洲は2日、横浜市の三ツ沢球技場で鹿島学園(茨城)と2回戦を戦う。
3年ぶりの全国制覇へ、野洲は苦しみながらも第一関門を突破した。前半、野洲は初戦の緊張感と、岐阜工の堅守に阻まれ、得意の細かいパスがつながらず苦しい展開。逆に岐阜工はFW田中義樹選手(3年)を軸に、DFの背後や両サイドを狙い、野洲ゴールを脅かした。野洲はGK横江諒選手(3年)が好セーブを見せ、0-0で前半を折り返した。
後半、岐阜工の中盤からのプレスが緩くなると、徐々に野洲がペースを握った。待望の先制点は終了間際の後半39分。スルーパスに抜け出したFW坂本一輝選手(3年)がゴールを決め、決勝点となった。
◇覇権奪回へ心一つ
じりじりとした重たい雰囲気が野洲陣営を包んでいた。
華麗なパスワークと個人技で「Sexy(セクシー)フットボール」と評される野洲サッカーが、岐阜工の最終ラインを前にあえいでいた。中盤でのパス交換はできるが、最前線では常に2人以上のDFに囲まれて突破できない。
「ボールへの寄せや、奪ってからの攻めが速かった。相手はよく対策を練っていた」と山本佳司監督は冷静に分析する。練習試合でも1敗2引き分けと相性がよくない。苦戦は織り込み済みだった。
「50点ぐらいの出来」と、MF潮入啓太選手(3年)が反省するように、選手の硬さも目立った。決勝点のFW坂本選手も決定機を再三、外した。
それでも勝利を手にできたのは、チームが覇権奪回へ心一つになっているからだ。坂本選手が「一戦一戦を大切にしたい」と引き締めれば、山本監督も「3年前よりも結果も内容も超えたい。そのチャレンジの年だ」と締めくくった。
スタンドに「あのSexyをもう一度!」の応援幕がたなびいた。夢の再現までは一歩も譲れない。
Daily Sport Online 1月1日
◆野洲 土壇場セクシー…終了間際坂本弾◆
3大会ぶりの栄冠を狙う野洲が苦しみながらも初戦を突破した。前半は岐阜工のディフェンスとカウンターに翻弄(ほんろう)されたが、後半からは全国制覇したキャッチフレーズ“セクシーフットボール”でピッチを支配。終了直前にFW坂本(3年)が相手DFの裏に抜け出し決勝ゴールを決めた。
1回戦といえども厳しい戦いになるのは山本監督にとって想定内だった。今季、岐阜工とは練習試合で1敗2分け。監督は「やりにくかった。予想された苦戦」とホッとした表情を見せた。
だが指揮官は日本一を目指すチームだからこその苦戦とも評した。「代表に決まってからの1カ月半がくせ者。2回戦、3回戦まで準備ができるか」と、過密日程での調整の難しさを吐露した。
「(3年前の)結果と内容を上回る」と山本監督。予選から6戦連続でゴールを決めた坂本も「ゴール前の落ち着きが成長した。波に乗っていきたい」と頂点へ向け意気込んだ。全国制覇を成し遂げたときの初戦も等々力競技場。縁起の良い地から再び“セクシー”旋風を巻き起こす。
(了)
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▼sportsnavi.com 12月31日
◆野洲に白星をもたらした勝負の分岐点◆
◇よく知る者同士の対戦
岐阜工(岐阜)と野洲(滋賀)は、隣の県ということで今年に入り3度の練習試合(岐阜工の1勝2分け)を行っている。31日に等々力陸上競技場で行なわれた全国高校サッカー選手権の1回戦は、互いを知り尽くした者同士の対戦。ただ、両チームのサッカーが対照的なだけに、互いの持ち味が出た見応えのある好ゲームとなった。
岐阜工はオーソドックスな4-4-2。組織的な守備と連動性あるプレスが持ち味で、ボールを奪ってからFW田中義樹を経由するショートカウンターをこの試合でもイメージしてきた。対する野洲は、一風変わった3-2-4-1。特徴である2列目のフラット4は、頻繁にポジションチェンジを繰り返すサイドの藤野友貴と上田大輔、2シャドーの潮入啓太と梅村崇で構成され、1トップにはエースの坂本一輝が入った。
キックオフから15分までは中盤でのプレス合戦で、両チーム共にボールが落ち着かない展開となる。しかし、「相手の寄せと挟み込みが良かったので、こっちの技術がぶれた」と野洲の山本佳司監督が振り返った通り、これは岐阜工の守備が機能していた証拠。高い位置からのプレスに連動性があり、前後のみならず左右のコンパクトさも保ちながら野洲にスペースと時間を与えない。また、奪った直後のファーストパスの成功率が高く、ターゲットのFW田中義樹にいい形でボールが入っていた。そのため、得意のカウンターと野洲の3バックシステムの弱点でもあるサイドのスペースを使ったアタックで、何度も野洲ゴールに迫った。岐阜工は前半30分までに2度の決定機を作り、7本のCKを得るも、先制点は奪えなかった。
◇後半勝負と見切った野洲の山本監督
しかし、精神的に落ち着いてきた野洲は徐々に岐阜工のプレスをかいくぐり、サイドからチャンスを作るようになる。ただ、前半のシュート数は5対1と、岐阜工に軍配。この違いを生んだのは、クロスに対する入り方の“はやさ”にあった。野洲の選手はクロスに対する入り方が“早い”。岐阜工のディフェンスラインは、サイドからのクロスに対し極端にラインを下げて対応するのだが、野洲の前線もそのラインに合わせて早いタイミングでシュートポイントに入ってしまうので、クロスはすべてクリアかシュートブロックされていた。一方、岐阜の選手は“速い”入り方をする。クロスが出る瞬間に、ポイントに全力で飛び出していくのだ。マーカーを振り切りいいクロスが入れば、点で合わせて1点となるような入り方で、相手にとっては怖さがあった。
しかし、さすがは優勝経験のある監督である。野洲の山本監督は「前半はかなりのハイペースだったので、後半勝負になる」と見切っていた。実際、0-0で折り返した後半になると、疲れの見えた岐阜工のプレスが衰え、前半全くポイントを作れなかったバイタルエリアにボールが入るようになる。特に後半に入ると、野洲の司令塔である潮入のボールタッチの回数が激増し、前を向いての決定的な仕事を試みるようになった。岐阜工は混乱するが、前半のまま高いディフェンスラインを維持したため、その裏を突かれて次々に決定機を作られてしまう。
後半のシュート数は、前半の倍返しになる1対12で野洲が完勝。特に坂本がスピードを生かしてディフェンスラインの背後に抜け出す場面が増え、5本のシュートを放った(前半のシュート数はゼロ)。79分、その坂本が裏への抜け出しからGKと1対1となり、右足で落ち着いて決めて野洲が先制。試合はそのまま1-0で終了し、野洲が2回戦へ駒を進めた。
◇岐阜工に求められた戦術的な柔軟性
後半盛り返した野洲のサッカーや選手個人の実力を見れば、この勝利は妥当と呼べそうだが、試合の展開と勝敗の分岐点を作ったのはむしろ岐阜工にあった。特に後半、岐阜工が押し込まれる中で戦術変更しなかった点は、大きなポイントとなった。
試合後、岐阜工の清本勝政監督が「前半は少しオーバーワークだったかもしれない」とつぶやいた通り、岐阜工の選手が前半見せていたようなハードワークは、プロのフィジカルを持ってしても試合を通して維持することは難しい。よって、体力が落ちプレスの連動性がなくなった後半は、無理に高いディフェンスラインを維持する必要はなかった。エリア手前にラインを引き、中盤もそれに連動して下がった方が良かったのではないか。
高いディフェンスラインはあくまでコンパクトさを追及するための手段であり、その手段は中盤や前線のラインが下がることでも実現する。もちろん、ボールを奪った後の攻撃を考えれば、カウンターの距離が長くなるというデメリットもある。だが、野洲との力関係を考えれば、勝利の確率を上げるにはバイタルエリアの“レススペース化”を模索する以外に策はなかったはずだ。
「GKの山田(健太)は、PKに関しては絶対的な自信を持っている。彼は5本のうち1本は絶対止めてくれるGK」と清本監督が語っただけに、岐阜工に戦術的な柔軟性があれば、ビッグサプライズがあったかもしれない試合だった。
▼STRIKER DX 第87回全国高校サッカー選手権大会 1月2日
◆野洲、大苦戦!“半分だけ”セクシーフットボール◆
滋賀県と岐阜県は、地図上で隣りに位置している。そのため、両県の強豪校である野洲と岐阜工は、組み合わせ抽選で対戦が決まる前から、すでに練習試合を2回行っていたらしい。結果は野洲の1分1敗。互いのサッカースタイルは熟知している。
「もっと東北などの(全く知らない)高校だったらよかったんだけど……。抽選が終わってからの1カ月半がくせ者。この期間を使って、1回戦の相手は野洲を研究することができる。今日はやりにくい相手だった」(野洲・山本佳司監督)
前半は、岐阜工が野洲を圧倒した。
野洲の縦パスに対して、岐阜工は常に挟み込んでプレッシャーをかけてボールを奪い、それを速いスピードで展開していく。ボールを巧みに引き出していた⑩田中義樹を中心に、ほとんどワンタッチのみでアタッキングサードまで持ち込み、何度もビッグチャンスを作った。
岐阜工は、ボールを奪ってからの切り替えが驚くほど速かった。3本程度の正確なワンタッチパスワークで、一気にDFラインの裏を突いていく。そこから仕掛ける個人の力も十分だ。前半24分には⑦名和貴大、29分には⑨高橋祥平がビッグチャンスを迎えるが、惜しくもシュートを決めきれない。
「サッカースタイルはジャンケンによく似ていて、相性というものがある」(山本監督)
こうなると野洲は、岐阜工の高速カウンターを恐れて、思い切って人数をかけたサポートをしづらくなってくる。それが野洲の持ち味であるクリエイティブなプレーの足かせとなり、悪循環に陥っていく。前半の野洲は、シュート1本、CK3本。対する岐阜工は、シュート5本、CK8本と数字上でも圧倒。結局、前半は野洲のよさがほとんど見られなかった。
ところが、この流れが「ガラッ」と変わったのが後半だった。
野洲というチームは、スタイルがピタッとはまると、手がつけられなくなるほどの強さを発揮する。後半の開始直後からスクランブル攻撃を仕掛け、岐阜工を自陣に押し込んでいく。この野洲の攻撃を、岐阜工が「受けてしまった」ことが、今日のゲームの分かれ目だったと思う。
前半はハーフラインのやや後ろ辺りでボールを奪えていた岐阜工だったが、後半の守備エリアは明らかに下がった。岐阜工が攻撃に転じても、相手ゴールまでの距離がありすぎるために、自慢のダイレクトプレーも効果を発揮することができない。ここで野洲の攻撃に対して、勇気を持ってDFラインを高く保つことができれば……、もっと野洲を困らせられたのかもしれない。
野洲のパスがリズムよくつながるようになってくると、コンビネーションはさらに向上する。周囲のサポートの質がどんどん上がり、スイッチ、オーバーラップで岐阜工のマークをかき回していく。四方八方で質の良いサポートができているので、野洲のトリッキーなヒールパスも増えて、プレーの中に、クリエイティブな遊び心が見えてきた。これこそが野洲の誇る、セクシーフットボールだ。
その中でも特筆すべきは、司令塔の⑧潮入啓太。テクニシャンぞろいの野洲にあっても、彼のパスセンスは一際まぶしい輝きを放っていた。イニエスタばりのノールックパス、ロナウジーニョばりの首振りフェイントパス、クアレスマばりのアウトスライス回転パス、デル・ピエロばりのダイレクトヒールパス。どれもこれも、世界のサッカーを見ているような美しいパスばかりだった。彼の非凡なセンスは、間違いなく天性のモノなのだろう。
こうなると、野洲のパスワークにほんろうされる岐阜工は、前半飛ばしたこともダメージとなって、次第に運動量が落ちてくる。野洲は、フィールドプレーヤー10人全員が、どこからでもドリブルで仕掛け、どこからでもスルーパスを出すことができる。まさに「トータルフットボール」だ。自由な野洲の攻撃が、ボディーブローのように岐阜工を追いつめていく。
野洲は後半22分、⑧潮入のノールックスルーパスから⑩坂本一輝がシュート。さらに23分には、途中出場の⑮卯田堅悟のスルーパスから⑭梅村崇がクロスを送り、再び⑩坂本一輝が流し込もうとするが、岐阜工GK⑫山田健太に足を伸ばしてボールをはじかれ、ビッグチャンスを逃がす。
野洲はこれらのシーン以外にも多くのチャンスを作り、後半はシュート12本、CK2本を記録。対する岐阜工は、シュート1本、CK0本と、完全に守勢に回り、脅威の粘りで、なんとかPK戦に持ち込もうとする。どんなにスルーパスを通しても、クロスを上げても、野洲はなかなかシュートを決めることができない。
ところが、観客の気持ちがPK戦に移りかけた、いや、すでに移っていた終了間際の後半39分、決着は何ともあっけなかった。野洲のGK①横江諒が蹴ったロングキックのこぼれ球を、⑧潮入がDFラインの裏へ浮き球パス。ここへ⑩坂本が走り込み、右足で流し込む。ここまで数多くの決定機を外したエースが、ついに待望の先制点を挙げた。
あれだけ崩しても崩しても、なかなか決まらなかった1点。それが終了間際に、GKからわずか2本のパスで決まってしまうのだから、サッカーの神様ってやつは、本当に気まぐれな人なんだと思う。しかし、それをたぐり寄せたのは、自分たちのサッカーを信じて、最後まであきらめずにプレーを続けた野洲のメンタリティーに違いない。シュートの正確さ、いわゆる決定力に不安を残すものの、2回戦以降の野洲がどんなサッカーを見せてくれるのか。非常に楽しみになってきた。
野洲・山本佳司監督
「前半、岐阜工は奪ってからの攻撃がめちゃくちゃ速く、ウチはそれを追い切れなかった。後半は中盤が緩くなってきたので、⑧潮入と⑮卯田がスルーパスの基点になってくれた。PK戦にはしたくなかった。最後はワンボランチにして攻撃を仕掛け、何とかしようとした矢先のゴールだった」
岐阜工・清本勝政監督
「前のほうでボールを奪う攻撃が、後半は全くできなかった。PK戦になってくれればと、心のどこかで思ってしまったのが僕の弱いところ。選手たちは奇跡的な守備で、何度もシュートを防いでくれていた。野洲は、シュートが決まらなくても集中が切れず、同じことを最後まで繰り返してきたのはさすがだと思う。全国で勝つためには、まだまだやるべきことがたくさんあると感じた」
▼Kyoto Shimbun 12月31日
◆野洲 競り勝つ◆
サッカーの全国高校選手権第2日はは31日、駒沢陸上競技場などで1回戦の残り15試合を行い、初出場の京都橘(京都)は0-2で前橋育英(群馬)に敗れた。京都勢の初戦敗退は7年連続。4年連続出場の野洲(滋賀)は1-0で岐阜工(岐阜)に競り勝ち、2回戦は2日午後零時5分からニッパツ三ツ沢球技場で、鹿島学園(茨城)と対戦する。
野洲が後半終了間際に得点し、競り合いを制した。後半39分、MF潮入のスルーパスをFW坂本が押し込んで先制し、その後は岐阜工に同点機を与えなかった。前半は相手の鋭い出足の守備に圧倒され、シュート1本に終わった。だが後半は得意のドリブルとパスでサイドを起点に攻撃を組み立て、終盤の得点につなげた。
再三の好機を逃して迎えた後半終了直前。重苦しい雰囲気を振り払ったのはエースの右足だった。野洲のFW坂本は「(運に左右される)PK戦は嫌だったので、決めたかった」。公式戦9試合連続得点となる値千金の決勝弾で、4年連続の初戦突破を引き寄せた。
後半39分、MF潮入のスルーパスはゴール前やや右寄りへ。坂本はDF2人を振り切って守備の裏へ飛び出し、フリーで球を受けるとワンタッチでゴール右隅へ押し込んだ。山本監督が「裏へ抜ける速さはチーム一。ボールへの触り方もひと味違う」と、高く評価する得点能力を見せつけた。
前半、相手の鋭い出足と攻守の切り替えの速さに手こずり、シュートは1本だけ。だが後半、前半は拾えなかったセカンドボールに対応することで攻撃がつながり、両サイドから坂本に好クロスが集まった。決定機を逃し続けた坂本は「もっと早く決めなければだめ」と反省するものの、最後に点取り屋の本領を発揮した。
序盤は初戦の硬さも見られたが、苦しみながら乗り切った。エースは「次は最初から落ち着いてプレーしたい」と、2回戦での活躍を誓った。
野洲・山本佳司監督
「前半は相手の寄せやボールを取ってからの速さに苦戦した。(エースの)坂本が得点したことは、この先のトーナメントを見据えれば良かった。2回戦に向けて判断やプレーをもっと速くしたい」
野洲・DF西口主将「ボールを奪っても相手はすぐに自陣へ戻って守備を固めたので、やりにくかった。守りをもう1度立て直したい」
野洲・MF藤野
「岐阜工は予想通り、がむしゃらにぶつかってきた。1人では相手守備を抜けないと思ったのでワンツーを狙っていた」
野洲・GK横江
「前半を無失点で切り抜けたことが勝因。初戦はやっぱり苦戦する。それを乗り切れたのは大きい」
▼YOMIURI ONLINE 滋賀 1月1日
◆野洲、岐阜工破り2回戦へ◆
全国高校サッカー選手権大会(読売新聞社など後援)は31日、1回戦15試合が行われ、県代表の野洲は、川崎市の等々力陸上競技場で岐阜工(岐阜)に1―0で勝ち、2回戦進出を決めた。
練習試合でたびたび対戦し、互いのサッカーを知り尽くしたチーム同士の戦い。野洲は前半、岐阜工の堅い守りから繰り出す素早いカウンターに苦しめられたが、守備陣が踏ん張り、ゴールを割らせなかった。
後半に入ると、潮入を中心とした巧みなパスワークで、岐阜工のDFラインを突破し始めた。終盤、相手ペナルティーエリアへの侵入を繰り返し、試合終了間際の79分、潮入が頭でゴール前へ送ったボールに、坂本が素早く反応、右足でゴールに押し込み、試合を決めた。
山本佳司監督は「何度も惜しい場面をはずしていたが、PK戦にはしたくなかった。決めてくれて良かった」と話した。
▼asahi.com MY TOWN 滋賀
◆野洲、岐阜工に1―0で競り勝つ◆
第87回全国高校サッカー選手権大会は31日、1回戦15試合があり、4年連続5回目の出場となる県代表の野洲は、等々力陸上競技場(川崎市)で岐阜工と対戦した。後半終了間際にFW坂本一輝が決勝点を決め、1―0で競り勝った。2回戦の相手は鹿島学園(茨城)で、2日午後0時5分からニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)で対戦する。
野洲は後半39分、岐阜工のゴール前にいたMF潮入啓太が相手DF後方へヘディングでパス。走り込んだ坂本が冷静に右足でけり込んだ。県大会5試合で13得点を挙げ、その決定力が注目されるエースは「波に乗って優勝を目指す」と話した。
勝利したものの、優勝候補の一角に挙げられるチームとしては予想以上の苦戦で、特に前半は野洲らしさを欠いた。相手の素早い守備に持ち前の個人技が封じられ、パスミスも目立った。放ったシュートは1本だけ。攻守の切り替えの速さにもついていけず、コーナーキックを8本与えるなど押し込まれたが、GK横江諒ら守備陣が踏ん張った。
試合後、山本佳司監督は「もっとチームとしての結束力を高めないと……」と反省点を挙げていた。
▼CHUNICHIWeb 滋賀 1月1日
◆野洲、堅守の岐阜工に1-0◆
全国高校サッカー選手権大会は31日、神奈川県川崎市の等々力陸上競技場などで1回戦があった。4年連続5回目の出場となった県代表の野洲は1-0で岐阜工(岐阜)を下した。野洲は2日、横浜市の三ツ沢球技場で鹿島学園(茨城)と2回戦を戦う。
3年ぶりの全国制覇へ、野洲は苦しみながらも第一関門を突破した。前半、野洲は初戦の緊張感と、岐阜工の堅守に阻まれ、得意の細かいパスがつながらず苦しい展開。逆に岐阜工はFW田中義樹選手(3年)を軸に、DFの背後や両サイドを狙い、野洲ゴールを脅かした。野洲はGK横江諒選手(3年)が好セーブを見せ、0-0で前半を折り返した。
後半、岐阜工の中盤からのプレスが緩くなると、徐々に野洲がペースを握った。待望の先制点は終了間際の後半39分。スルーパスに抜け出したFW坂本一輝選手(3年)がゴールを決め、決勝点となった。
◇覇権奪回へ心一つ
じりじりとした重たい雰囲気が野洲陣営を包んでいた。
華麗なパスワークと個人技で「Sexy(セクシー)フットボール」と評される野洲サッカーが、岐阜工の最終ラインを前にあえいでいた。中盤でのパス交換はできるが、最前線では常に2人以上のDFに囲まれて突破できない。
「ボールへの寄せや、奪ってからの攻めが速かった。相手はよく対策を練っていた」と山本佳司監督は冷静に分析する。練習試合でも1敗2引き分けと相性がよくない。苦戦は織り込み済みだった。
「50点ぐらいの出来」と、MF潮入啓太選手(3年)が反省するように、選手の硬さも目立った。決勝点のFW坂本選手も決定機を再三、外した。
それでも勝利を手にできたのは、チームが覇権奪回へ心一つになっているからだ。坂本選手が「一戦一戦を大切にしたい」と引き締めれば、山本監督も「3年前よりも結果も内容も超えたい。そのチャレンジの年だ」と締めくくった。
スタンドに「あのSexyをもう一度!」の応援幕がたなびいた。夢の再現までは一歩も譲れない。
Daily Sport Online 1月1日
◆野洲 土壇場セクシー…終了間際坂本弾◆
3大会ぶりの栄冠を狙う野洲が苦しみながらも初戦を突破した。前半は岐阜工のディフェンスとカウンターに翻弄(ほんろう)されたが、後半からは全国制覇したキャッチフレーズ“セクシーフットボール”でピッチを支配。終了直前にFW坂本(3年)が相手DFの裏に抜け出し決勝ゴールを決めた。
1回戦といえども厳しい戦いになるのは山本監督にとって想定内だった。今季、岐阜工とは練習試合で1敗2分け。監督は「やりにくかった。予想された苦戦」とホッとした表情を見せた。
だが指揮官は日本一を目指すチームだからこその苦戦とも評した。「代表に決まってからの1カ月半がくせ者。2回戦、3回戦まで準備ができるか」と、過密日程での調整の難しさを吐露した。
「(3年前の)結果と内容を上回る」と山本監督。予選から6戦連続でゴールを決めた坂本も「ゴール前の落ち着きが成長した。波に乗っていきたい」と頂点へ向け意気込んだ。全国制覇を成し遂げたときの初戦も等々力競技場。縁起の良い地から再び“セクシー”旋風を巻き起こす。
さぁ いこうぜどこまでも 走りだせ~ 走りだせ~♪
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by sazanami226
| 2009-01-05 03:11
| 野洲高サッカー部
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